
何だか便利そうだなーと思って使い始めたけど結局使わなくなった人も多いのではないでしょうか。Evernote 使っていますか?
何だか便利そうだなーと思って使い始めたけど結局使わなくなった人も多いのではないでしょうか。Evernote 使っていますか?
何だか便利そうだなーと思って使い始めたけど結局使わなくなった人も多いのではないでしょうか。
私も使い始めた頃は何度か挫折しましたが今では欠かせないツールの一つです。
Evernote を効率的に使うためのノートの振り分けやタグの付け方などのテクニカルな記事は多いですが、それ以前のそもそもの部分についてエントリしてみます。
ツールはあくまでツール
Evernote に限らずこの手のツールを有効的に利用するためには、何かの「データ(情報)」の管理を効率的に(又は生産的に)行うための「補助ツール」であってそれを使うこと自体は目的ではない、という認識が重要かと思います。何かを Evernote で管理しているというと、とても今風ではありますが、よくよく考えてみると全然効率的ではないことってありませんか?
例えば10円安いミルクを買うために1時間かけて隣町のスーパーまで行っちゃうみたいな。
Evernote を効率的に使うためにはまずは、Evernote を使う事自体が目的になっていないか?を確認してみると良いかもしれません。
デジタルデータで管理することの意味
もうひとつ、Evernote を有効的に利用するための前提として、物・情報をデジタルデータで管理する事のメリットデメリットを意識すると良いかもしれません。デジタルでデータ(情報)を管理するメリットはたくさんありますが、その中でもデジタルデータの特徴は物理的な容積と検索の容易さではないでしょうか。
デジタルデータでは、何ギガバイトだろうが何テラバイトであろうが、いまどきの PC やデバイスではわずかなサイズに収まります。
アナログデータだとデータ量に比例してどんどん容積が膨らみます。新聞や雑誌で考えればわかりやすいですね。デジタルであれば CD-ROM 1枚で何年分ものデータを補完できますが、アナログ(例えば紙)のままだととんでもない量になります。
次にデジタルのメリットとして検索の容易さがあります。
デジタルであれば数百ページ、数千ページの検索もほぼ一瞬で行えます。
雑誌のバックナンバーをひっくり返して、どこかに載ってたけどなーと探した経験があると思いますが、デジタルデータであればキーワードで簡単に検索できます。
また、忘れていた情報が検索にひっかかることも良くあります。
というように、デジタルデータの最大のメリットは容量がかさばらないことと検索による情報への簡易なアクセスです。
その他にもデジタルデータであれば編集がしやすい(コピー&ペースト)とか、劣化しない(しにくい)などのメリットもあります。
っで、Evernote。
Evernote で何かを管理するということは、すなわちデジタルデータで管理するということです。
何でもかんでも詰め込める Evernote ではありますが、アナログな大根は Evernote に入れることは出来ません。写真に撮るなりしてデジタルデータに変換する必要があります。あたりまえだけど、Evernote ではデジタルでデータ(情報)を管理する事が前提です。
このように、デジタルで情報を管理する上での大きなデメリットは、アナログなものをデジタルに変換するコストです。ようは手間暇ですね。面倒くさい。
Evernote で何かを管理する時には、常にメリット(容量&検索)とデメリット(デジタル変換コスト)のバランスが取れていないと上手くいきません。
まとめ
まとめると、Evernote が隣町のスーパーなのか、効率的かつ生産的な情報管理なのかは、 が、ちゃんと吟味されているかどうかによって決まるのではないでしょうか。何気ない日常の(無意識のうちに非効率になっている)ルーチンワークや年に数度だけど毎回めんどくさいことをしていること等、探せば沢山あるはずです。
そんなことをデジタルデータのメリット・デメリットをしっかり把握した上で、Evernote というツールを使うとちょっとハッピーになれるかもしれません。
でわでわ。