私も過去に Facebook のアカウントだけは作っていましたが、ほとんど何もやらずに(できずに)そのまま放置プレー。
だけどいつまでも、わかんなーい、とは言ってられないので Facebook を理解するためにちょっと頑張ってみましたが、そもそもわからないことがわからない。
調子に乗って Facebook ページを作成してみたら、もっとわからない。
Facebook がわかりずらいのは、今表示されているページが何(どこ)で、さらに同じ操作(例えばコメントをつける)をしても挙動が異なったり(友達のニュースに表示されたりされなかったり)することに起因するのではないでしょうか?
Facebook を単純にツールとして(一般ユーザー)として利用するのであれば、結構どーでも良いことも多いですが、Facebook を活用して商品を販売したりだとかブログのアクセス数を伸ばしたいとか考えている人にとっては、ここらへんの理解は必要かなと思います。
個人ページと Facebook ページと概念的なアカウント
Facebook の世界では、大きく個人ページと Facebook ページという2種類のページ種別があるようです。まず前提として、Facebook は実名登録が前提で、実名以外での登録は規約違反となってしまうため、実名ではないと判断された場合には、身分証明書の提出を求められたり、アカウント自体を停止されたりと結構厳しいとのこと。
参考URL:Google検索(facebook アカウント停止)
仮に、岬太郎さんがいたとします。そうです。つばさくーんの岬くんです。
岬くんが Facebook に登録すると岬くん個人のアカウントが作成され、その個人ページが作成されます。Facebook を始めるためには、何はともあれこの個人での登録が必須です。
っで、基本的にはこの個人アカウントでログインをして Facebook を利用する訳ですが、個人アカウントを作ると Facebook ページを作成できるようになります。
個人アカウントは実名登録ですから、1人につき1つのアカウント(1つの個人ページ)しか持てませんが、Facebook ページはいくつでも作成できます。
例えば、岬くんは、自分の所属する南葛 SC の Facebook ページと岬くん個人のブログ用の Facebook ページを作成する事ができます。
Facebook ページを作成すると、作成した人(この場合は岬くん)の個人アカウントは、作成した Facebook ページの管理人として紐づけられ、そのページの管理人としてのアイデンティティ(立場)が得られます。
これは何を意味するかといえば、概念的には、Facebook ページの管理人としてのアカウントを得ることと(基本的に)同じです。
乱暴に言えば、Facebook ページを作るたびに、その管理者としての(概念としての)アカウントが作成されるということです。(あくまで「概念としての」アカウントです。)
Facebook ページを作成し、その管理人としての立場を得た岬くんは、岬くん個人として Facebook 内で活動することに加えて、作成した Facebook ページの管理人として活動する事が出来るようになります。
リアルな世界で例えると、A さんが個人として社会活動しているのか、A さんが起業して、その会社の代表者としての立場で活動するのかの違いと同じといえばわかりやすいでしょうか。
Facebook ページなんか作らないもんねーな人は、Facebook の世界では常に自分(個人アカウント)のため関係ありませんが、Facebook ページの活用を考えている人は、まずは、今自分が、個人(個人アカウント)なのか、Facebook ページの管理人((概念としての)管理人アカウント)なのかを意識すると Facebook を理解しやすくなると思います。
今自分が誰なのか?によってページの表示内容が変わったり、コメントをしたり、いいねをしたりする場合の挙動が変わりますので。
個人アカウントと(概念的な)管理者としてのアカウントは何が違うのか?
リアルな世界でいくつでも会社を立ち上げられるのと同様に、Facebook ページもいくつでも作成できます。リアルな世界では、個人の立場であろうが会社の代表者の立場であろうが、どんな場合においても匿名で振舞う事は不可能です。一方、Facebook ページの管理人として振舞う場合には、匿名性を保ったまま振舞う事ができます。
Facebook ページを作成した個人アカウントが、Facebook ページに紐づけられるといっても、第三者からはどの個人アカウントが紐づけられているかがわかりません。(設定で変更できます。)
例えば、スターバックスの Facebook ページは、誰かの個人アカウントで作成されており、その個人アカウントが紐づけられていますが、その管理者(個人アカウント)が誰なのかはわかりません。
(※スターバックスのような大組織には別の方法が特別に用意されているのかもしれませんが、理屈はここで書いたとおりです。)
つまり、個人ページでは本名で個人として活動をし、Facebook ページでは匿名性を保ったまま活動ができるということです。
ただし、個人として振舞う場合と、管理者として振舞う場合では、画面表示や出来ることに違いがあり、また、Facebook ページは匿名で活動するために用意されている仕組みではありませんので、誤解なきように。
どうやって Facebook ページの管理人としてログインするのか?
Facebook ページを作成すると、それに伴って(概念的な)アカウントが発行されると書きましたが、個人で登録した時と同じように、ユーザー名とパスワードを設定するわけではありませんし、新たに発行されることもないので管理人としてログインする事はできません。管理人としてのアカウントはあくまで「概念的なアカウント」であり、実際に存在するアカウントではありません。Facebook の基本は個人アカウントです。
Facebook ページの管理人として Facebook を利用する場合でも、常に個人アカウントでログインします。個人アカウントでログインした後に、Facebook ページの(概念的な)アカウントに切り替えたり、また個人アカウントに戻したりと、個人アカウントと管理者としての(概念的な)アカウントを切り換えて利用します。
まとめ
- Facebook には、個人ページと Facebook ページがある。
- 個人ページは1人1ページ(1個)
- Facebook ページは何個でも作成可能。
- Facebook ページには個人アカウントが管理者として紐づけられて(概念的としての)アカウントが発行される。
- Facebook ページの(概念的な)アカウントでの活動は匿名性を持たせることができる。
- ログインは常に個人アカウントで行うが、個人として振舞っているのか Facebook ページの管理者として振舞っているのかによって、画面表示や挙動が変わる。
でわでわ。