
私はここ数年間はずーっと Windows ばかり使っていたので、FFFTP を愛用させてもらっていました。最近10年近くぶりに Mac を買って Mac でブログの更新などをしている訳ですが、しっくりくる FTP クライアントが見つからない・・。
Cyberduck とか有名だけど何か遅いし、FFFTP になれてしまっているとどうも使い勝手がよろしくない。
FileZilla を使ってみようかなとも思ったのですが、どこかのサイトで、FileZillaで何かの操作をするときのキーボードのショートカットキーがファインダー?か何かのファイル削除か何かと被っていて、いつもの調子でショートカットキーを叩いたらファイルが全削除されちゃった・・というような記事を見かけて、ビビッて即断念。
ってことで、色々と物色した結果 muCommander というフリーソフトに落ち着いています。
muCommander はファイラーにカテゴライズされているようですが、FTP クライアントとして操作性は抜群です。
muCommander のここがすごい!
とにかく速いです。まず「接続」というプロセスがありません(というか接続を意識する必要がありません)。サーバーのディレクトリを muCommander のブックマークに保存しておけば、それを開くだけであたかもローカルディレクトリであるかのようにサーバー上のファイルが表示されます。
例えば、FTP に接続したまま PC をスリープさせて、その後スリープから復帰させた時に FTP コネクションが切断されていて、サーバーにアクセスするためにもう一度 FTP に再接続をし直す、ということはありがちですが、muCommander では再接続の必要性は全くありません。FTP コネクションは切断されているのでしょうが、そもそも接続を意識する必用がありませんから。
muCommander の使い勝手
muCommander は2ペインのシンプルな画面で、私は左側にサーバーを右側にローカルのディレクトリを表示して使っています。
ローカルファイルを編集してサーバーにアップロードする場合には、
1. muCommander から「Command + O」でファイルを開いて編集。
2. 「Command + TAB」で muCommander に切り替え。
3. スペースキーで編集したファイルを選択して「F5」でアップロード(ファイルコピー)
という流れですべてキーボードで操作が完結します。
私はターミナルでゴリゴリコマンドを打てるわけでもないし、何でもかんでもキーボードのショートカットで・・って訳ではありませんが、ある程度な操作はショートカットでやりたい。
muCommander の操作は、「→」キーで上部階層へ「←」キーで下の階層へ移動しながら、操作対象ファイルをスペースキーで選択して(複数選択可)、ファンクションキーに割り当てられた操作をファンクションキーから実行という流れになります。
左右のペインは、TAB キーでフォーカス移動でき、「Command + E」で左右同じ内容にしたり「Option + L」で Finder で開いたりと、とにかく何でもショートカットでいけます。
はじめはファンクションキーでの操作(移動、コピー、削除など)に慣れが必要ですがすぐに慣れると思います。
まとめ
muCommander は FTP 以外にも、local volumes, SFTP, SMB, NFS, HTTP, Amazon S3, Hadoop HDFS, Bonjour など主要なプロトコルに対応していたり、23ヶ国後に対応していたり(もちろん日本語 OK )、JAVA で書かれたソフトのようなので Windows や Linux, BSD, Soralis なんかでも動きます(試したことないけど)。
とにかく muCommander は、操作対象のディレクトリ(ファイル)がサーバー上なのかローカルなのかを全く意識することなく使用する事ができます。
muCommanderは、ファイラーソフトにカテゴライズされているせいなのか、Mac用 の FTP クライアントを紹介するブログなんかでは今いち紹介されないことが多いですがとにかく便利です。一度お試しあれ。
公式サイト: muCommander 公式サイト(英語)
ダウンロードはこちら
でわでわ。
[…] そこでMac で FTP するときは muCommander ! | MacBook Air とWordPressでこうなったで紹介されているmuCommanderというFTPアプリをインストールして自分のサーバーにアクセスしてみた。 […]