
速い遅いという話は体感的な部分が大きく関わるので、絶対的なものはありませんが概ね表示完了までに3秒以上かかる WEB サイト(ブログ)は遅い、ということだそうです。
WEB ページの表示速度についてはネット接続の回線状況に大きく依存するためどうしようもない部分がある訳ですが、そうは言ってもやれることはやってみようと。
以前「Google の Chrome Developer Tools で サイトの表示速度を計測してみた」というエントリをしましたが、その頃に書きかけ?だった記事が出てきたので、せっかくなので公開しときます。
表示速度を計測するツール
そもそもどうやって表示速度を計測するのか?という話ですが、Chrome Developer Tools を使えば表示速度に加えて、どの部分の処理に時間が掛かっているのか?など様々な情報も取得できます。

Chrome Developer Tools は Google Chrome に標準で搭載されているツールで、速度計測以外にも CSS をリアルタイムで修正するエディター的な使い方ができたり、Javascript のデバッグができたり、と至れり尽くせりなツールです。
Google は 表示速度計測ツールとして PageSpeed というツールをリリースしていますが、速度計測は Chrome Developer Tools でも可能です。
ただ Chrome Developer Tools は Google Chrome の標準機能なので Chrome 以外では使えません。Firefox を使っている人は、Firebug などのアドオンを導入する事で、Chrome Developer Tools とほとんど同じことができるみたいです。
っていうか、もともと Firebug があって、Chrome Developer Tools は Firebug の Chrome 版というほうが正確かも。
また、Yahoo! が提供している YSlow! というアドオン(Chrome、Firefox はもちろん Safari や Opera などにも対応)や、WEB ベースで表示速度を計測してくれる GTmetrix などの WEB サービスも沢山あるので、見やすい(使いやすい)ツールを選んでみてください。
計測ツールを使うときの注意点
自分の PC で使う計測ツール(Chrome Developer Tools や YSlow! など)は、自分の PC と計測対象とする WEB サイト(ブログ)が設置されているサーバー間の速度を計測します。
一方で、WEB ベースの計測ツールでは、その WEB サービスが提供されいるサーバーと計測対象のサーバー間の速度を計測します。
なので、PC にインストールしたツールと WEB ベースのサービスで計測した結果を比較しても全然意味がありません。
また、PC にインストールするツールどうしであっても、ツールによって計測方法の違いがある(?)と思うので、計測結果を比較する場合は、同じツールで計測した結果と比較した方が良いと思います。
そもそも測定結果はどこまで正確なのか?
冒頭に書いたように表示速度は回線状況やサーバーの状況(混み具合)によって大きく変わりますので、より正確に測定するためには、これらのネットワークの影響を排除する必用があります。
そのためには、ローカルにサーバーを立てて、ローカルサーバーからの表示速度を計測する必用がある訳ですが、なかなかローカルにサーバーを用意することも難しいと難しいと思います。
なので、速度計測はざっくりとした目安として利用すれば良くて 0.1秒単位での速い遅いに一喜一憂してもほとんど意味がないのかな、と。
もちろんプロの人達は万全なテスト環境を用意した上で、10分の1秒単位で一喜一憂するんだと思いますが、まぁこの辺はほどほどで。
まとめ
どうやって自分のブログの表示速度を速くするのか?ということに興味はあって、速度改善の具体的な方法などはググればたくさん皆さんの有意義な記事が出てくる訳ですが、そもそも、今現在どのくらいの速度なの?を把握しなければ、改善もなにも無い訳で。
いますぐ速度改善の必要性を感じている/いないに関わらず、自分のブログの速度がどうなのかは、定期的に把握しておけば、テーマを変えたり、カスタマイズしたりしていく過程の中で、どのカスタマイズで速度が低下したのか?どのプラグイン入れたら遅くなったのか?などを把握出来るようになるので、暇な時にでも一度計測してみると良いかもしれません。
でわでわ。